ひと言にOL(オーエル)といってもさまざまで、いろんな仕事があります。
ここでは、OLの主な仕事内容やキャリアアップの方法などを紹介しています。
一見すると働きやすく安定していると思われがちなOLですが、なかにはやりがいを感じられない方もいます。
OLの仕事内容を紹介しますのでやりがいを見いだせるかどうか、またきついのかどうか考えてみてはいかがでしょうか?
それではOLについてのいろんな情報を発信していきます。
OLは女性によって仕事内容が様々
OL(オーエル)にもいろんな仕事があるため、職種は豊富です。そのため、OLはいろんな経験ができます。派遣OLになれば、さらに働ける場所が広がるでしょう。
そんなOLですが、もっとも多い仕事といえば「一般事務」です。そもそもOLは、「Office Lady」の略で、オフィスで働く女性のことを指すため、一般事務が多いのでしょう。いわゆる事務作業がメインになるのがOLですが、営業事務や外回りの営業などもありますから、あくまで一般事務が多いというだけでそれ以外の仕事をしている方もたくさんいます。
よく「普通のOL」といった言い方をしますが、いわゆる一般職で働いている女性会社員のことです。職種には大きく分けると総合職と一般職に区分され、前者は企業の基幹となる仕事に就くことになります。4年生大学卒から採用され、ありとあらゆる役務をこなしていきます。そのため、給与は業績に応じて変動するでしょう。一方で後者の一般職、いわゆる事務は、総合職の補助的な仕事になります。データ整理や資料のまとめなど、典型的な業務をこなすのが一般職です。普通のOLとは前述したとおり後者の一般職がほとんどで、昔は「お茶汲み」とも言われていました。
OLの仕事内容といえば
- お茶汲みなどの庶務
- 書類作成などの事務作業
勤務する会社によって異なりますが、先ほども述べたようにOL(オーエル)は一般職に分類されるため、データ整理や資料のまとめなどの業務を主に行います。
いわゆる事務処理がOLの仕事内容になるでしょう。またお茶汲みもOLの大切な仕事の一つです。ひと昔前はOLを「お茶汲み」と呼んでいたくらいですから、こういった庶務もOLにとっては大切な仕事となります。
お茶汲みなどの庶務
ずばり、OL(オーエル)といえば「お茶汲み」でしょう。いわゆる庶務雑務と呼ばれるもので、OLには欠かせない仕事のひとつです。しかし近年はこのお茶汲みが問題になっており、やっていない会社も増えています。それでも、OLといえばお茶汲みはやはり仕事内容として定番の会社も少なくないです。
お茶汲みとは、知ってのとおり来客時にお客さまにお茶を出すことを言います。会社によっては当番制になっており、順番にお茶汲みを行います。
女性の仕事であるためOL=お茶汲みと言われているわけですが、なぜ女性の仕事になっているのかというと、単純に「女性が案内してくれたほうがお客さんが喜ぶ」といったところにあります。ただお茶を入れてお客さんに運ぶだけで良いので他の業務に比べるととてもラクに感じるかもしれませんが、意外にも嫌いな人が多いと言います。
特に忙しいときのお茶汲みはイラっとするOLが多いとか。また、このお茶汲みは来客だけでなく社員にも行わなければいけない場合があり、たとえば社員が「コーヒーが飲みたい」といえば入れて運ぶことになります。
お茶汲みは、一般職でも複合職でもOLであればやるのが基本の会社も珍しくありません。
書類作成などの事務作業
書類作成も、OL(オーエル)にとって大切な仕事のひとつです。
もう少し詳しくいうと、資料や契約書の作成・郵便物の仕分け・メール送信・データ収集・電話対応・ファイリングなどが挙げられます。
高度な専門知識が問われるわけでもスキルが重視されるわけではないので、当然資格はいりませんし、仕事を覚えれば誰でもこなすことができます。
ただ、会社によっては英語力が求められることもありますし、経理など専門知識が必要になることもあるでしょう。同じOLの事務作業でも、勤務する会社によって異なることは十分理解しておいてください。
また、事務作業は業務範囲も広いので、臨機応変に対応できることも問われます。「書類作成なんて簡単」と思っていたら、仕事が終わらず残業をするはめになることもあるでしょう。とはいえ、事務作業はほとんどの企業が必要とする人材です。OLが活躍できる場といっても良いでしょう。
絵に描いたようなOLの仕事はなくなってきている
ただ、近年はOL(オーエル)の仕事も変わってきています。OLといえば、前述したとおり「お茶汲み」「事務作業」が主な仕事内容です。
しかし近年では、そんな絵に描いたようなOLの仕事は減ってきています。お茶汲みを禁止とする会社もあると言いますから、OLの仕事の定義もいまひとつ定まらなくなってきているでしょう。
たとえば、受付やコールセンタースタッフ、秘書、通訳、マーケティングなど、これらもすべてオフィスワークとしてOLが担当することができます。もちろん、受付の仕事をしているからといってお茶汲みがないというわけではありません。ただあくまで、以前のような絵に描いたようなOLは減ってきているということです。近年ではOLが様々な分野で働ける職種も増えてきました。
OLの1日の仕事内容
OL(オーエル)の1日の仕事は、どうしても会社によって異なります。また一般事務や受付など、業種によっても変わってくるでしょう。
たとえば、大手企業で働く営業事務のOLなら、8時30分頃に出社し、1日のスケジュールとメールを確認します。
8時50分頃に朝礼があり、9時頃に電話応対。お得様から電話がかかっていますので、ひとつひとつ丁寧に対応していきます。必要に応じて担当者に取り次ぐこともありますので、大切な内容はしっかりメモを取っておきましょう。
10時頃からは資料作成です。資料作成ではパソコンが必須になりますので、ある程度パソコンができたほうが有利になります。特に、パワーポイント、ワード、エクセルなどは書類作成では欠かせません。
11時30分頃に伝票整理をし、12時頃から約1時間休憩に入ります。
休憩が終わると、会議の準備です。作成した資料配布も、OLの大切な仕事のひとつ。
14時30分頃に来客対応でお茶汲みをしたら、15時頃メール便などの仕分けを行います。
16時頃、コピーやFAXを送信しますが、このとき宛先を間違えないように十分注意しましょう。
17時15分頃、1日の業務内容をまとめた「日報作成」を行い、上長に報告したら17時30分頃退社となります。
基本的に定時に上がれることが多いので、残業になるケースは少ないです。
OLはどのようにキャリアアップしていくの?
OL(オーエル)からキャリアアップするのは難しい!と思っていませんか?
いいえ、決してそんなことはありません。
特に一般事務や営業事務など事務職をしているOLは、キャリアアップに適しています。事務職としてスキルを高めれば他の部署への移動はもちろんのこと、転職も叶えることができるでしょう。
「キャリアアップなら資格を取ったほうが手っ取り早いのでは?」と思うかもしれませんが、資格よりも大事なことはたくさんあります。もちろん資格取得もキャリアアップに繋がりますが、それだけではキャリアアップできないのです。
例えば欠品や納期が間に合わなかった場合、先方にその旨を伝えます。納期を優先する場合、代用品の候補の提案をする必要があり、顧客にもその判断を仰ぎます。要するに「適切な判断ができる人」こそ社会で高く評価されるのです。
事務職は基本的に異動がほとんどありませんから、同じ部署で働くケースが多いでしょう。その間、部署固有の経理やマーケティングなどに詳しくなるため、若手総合職の社員に指導しているOLも少なくないと言います。
仕事内容は楽でやりがいを感じられないOLも多い
ただ、なかには、OL(オーエル)としての仕事にやりがいを感じられない人もいます。
OLは、何度も述べるように仕事内容は楽であり、異動も少ないですし、大きな刺激はないものの安定しています。
ただそれがやりがいを失う原因にもなっているのです。そんなときは、転職に向けて動いてみるのも良いでしょう。
OLから他の職種に転職したケースは多いですし、事務職というスキルを活かして新たな世界へ飛び込むこともできます。
もし「やりがいを感じられない」と悩んでいるOLは、ぜひ一度転職を考えてみると良いでしょう。思い切って結婚してみるのもひとつの手かもしれません。
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