2006年にサービスを開始し、今までに累計600万人が利用した超大手のマッチングアプリがヤフーパートナーです。
通常のマッチング方法だけでなく、趣味などのグループの中でつながることも可能な、多角的な出会いの方法が用意されているのが特徴です。
現在恋活や婚活を行っている人ならば、このアプリで一度は利用を考えたことがあるでしょう。しかし、「サクラがいるんじゃないか…」と不安に思って二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はヤフーパートナーにサクラなど不正を行うユーザーがいるのか、調べてみました。
この記事を書いたマッチングアプリ専門家
ヤフーパートナーにサクラはいるの?
実際に利用してわかったことですが、ヤフーパートナーにサクラはいません。
他のマッチングアプリなどでは、登録した瞬間に異性からの「いいね!」が次々と届くことがあり、「これはほとんどがサクラなのでは?」と疑いを抱く場面も多いです。
しかし、ヤフーパートナーでは無闇やたらと「いいね!」が押されることもなく、会員のみなさんは秩序をもって出会いを模索している様子です。
新規の会員に速攻でアタックをかけてくるはずのサクラならば、そんな悠長なことはしないので、ヤフーパートナーにサクラはいないのです。
ヤフーパートナーにサクラがいない理由
かつてのマッチングアプリは、男性ユーザーに一通幾らで課金させ、収益を出す仕組みでした。メールを送らせるほどに収益が上がるので、サクラを使ってメールを出させようとしていたのです。
ヤフーパートナーは月額制なので、この仕組みは当てはまりません。いくらメールを送っても課金されないので、サクラを使っても利益に変化はないのです。
さらに、ヤフーパートナーは、文字通りヤフー株式会社が運営するマッチングアプリです。
ヤフーは孫正義率いるソフトバンクグループ傘下の会社であり、検索エンジン最大手のYahoo!や、ヤフオク、GYAOなどを運営する日本でも有数の大手IT企業です。
ヤフーパートナーの会員になるには、ヤフーのサービスに統合されたヤフーIDが必要ですので、その管理は厳密に行われています。プロフィールや掲載写真なども、運営側がしっかりとチェックしています。
その上、サクラなどを動員して不正を行った場合、発覚した際のヤフーおよびソフトバンクグループのイメージダウンによる悪影響は計り知れません。そのようなリスクを犯してまでサクラを用意するメリットは全くないのです。
サクラはいないものの業者には注意
ヤフーパートナーには、運営が用意したサクラはいません。しかし、会員を他のサービスに誘導して、資金を巻き上げようと狙っている不正ユーザーは存在します。
ヤフーパートナー以外の有料サイトへの登録を促したり、自社の商品を買わせようとする業者が、会員を装ってあなたに近付こうとしているのです。
これらの業者は言葉巧みにURLをクリックさせて支払いの承認をさせようとしたり、次の商売につながる個人情報を引き出そうとしています。中には、それらの情報をつかって違法な詐欺行為を働こうとしているサクラも存在します。
ヤフーパートナーでは、常にこのような不正ユーザーに対する監視を行っていますが、その網目をかいくぐる業者が少なからず存在します。
ですから、自分の身は自分で守らなくてはなりません。そのためには、サクラ(業者)を見分けるポイントを知り、そういった相手には近づかないことが大切です。
サクラ(業者)を見分ける3つのポイント
ヤフーパートナーでサクラ(業者)を見分けるためには、3つのポイントがあります。そのどれもが、誰にでも簡単にチェックできるポイントです。
その3つさえ確認しておけば、サクラ(業者)から遠ざかることができ、恋活・婚活を安心して行えるでしょう。
Facebook認証・携帯認証をしていない
ヤフーパートナーでは、それぞれの会員のプロフィールの信頼性を高めるために、多角的な認証方法を用意しています。
その一つはFacebook認証です。Facebookは実名で登録することが必須で、複数アカウントを取得することが不可能になっているので、Facebookアカウントはプロフィールの証明につながります。
ヤフーパートナーでは、そんなFacebookアカウントと連携することで、プロフィールの信頼性を担保する仕組みをとっているのです。
同様にプロフィールの信頼性を担保するためのもう一つの仕組みが、携帯電話認証です。
会員登録した際の携帯電話番号に認証メールを送り、そこに記載された認証ページにアクセスすることで、実在の携帯電話番号によってプロフィールが裏付けられます。
これらの認証方法をしっかりと行ったプロフィールは、画面に「Facebook連携」「携帯電話認証」というマークが記載されます。
これらの認証マークがついていないプロフィールのものはサクラ(業者)であると思っていいでしょう。業者は、特定されたり追跡されることを嫌がるので、Facebook連携や携帯電話認証は避ける傾向にあるからです。
お金をにおわせるようなプロフィールやメッセージ
お金に関する記述やコメントが多いのも、サクラ(業者)の特徴です。
ヤフーパートナーは趣味のグループでマッチングするケースが多く見られます。ところが、それらと関係のない「仮想通貨に興味がある」「副業で稼いでいる」などの記述をプロフィールに見つけたり、「お小遣い稼がない?」「投資してみる気はある?」などといったメッセージを送ってきた場合は要注意です。
当初は趣味の話で盛り上がっていたのに、突如としてお金の話をしてくる場合も注意しましょう。
こういった誘いに乗って来る相手は、詐欺サイトなどに導引しやすく、資金を巻き上げることが容易と思われているため、業者はいつこの手の話を切り出すか手ぐすね引いて待っているのです。
お金の話が出たならば、やり取りを中止し、その相手は非表示・ブロックするという強固な意思をもっておきましょう。
マッチングしてすぐにLINE交換しようとする
ヤフーパートナーは、不正なコメントややり取りがあった場合には運営側に通報することを促しています。
ヤフーパートナーで勧誘などの行為を行った場合には、その証拠がサイト上に残ってしまいます。
そのため、サクラ(業者)は込み入ったやり取りをヤフーパートナー上で行わず、LINEでやり取りしたがる傾向にあります。LINEならば、誰にも見られることなく勧誘やセールスを行えるからです。
マッチングしてすぐに「サイトが重いからLINEでやり取りしよう」などと言ってきた場合は、業者であることを疑いましょう。
ヤフーパートナーにサクラはいないが無料会員から始めてみるべき?
ヤフーパートナーは、運営側がしっかりと安全管理をしているためにサクラもいない、比較的安全なマッチングアプリです。
しかし、いきなり有料会員から始めるのは不安が多いでしょう。
しばらくは様子を見るために無料会員に登録して始めてみましょう。その際に、様々な認証方法で自分の身分を証明することを忘れないようにしてください。
その後、マッチングが成立して男性の場合は一通目のメッセージまでは無料なので、良いお相手が見つかってから有料登録すればよいのです。
無料会員から始めて、感触をつかんでおくことが大切です。
中条あやみ