「公務員って安泰でいいイメージだけど年収も高いって本当?」
「公務員だったら年収で困ることはない?」
バブルが崩壊してリストラが身近なものになり、リストラのない公務員はかなりの人気があります。
不況だと給料は下がるものの、民間企業ほど大幅な減少はありません。
ただ公務員の給料がいくら安定だといっても、年収が低いとあまり魅力に感じない人もいるでしょう。
そこで今回は公務員の年収についてまとめてみました。
公務員の平均年収は600~700万円!
総務省が発表している国家公務員給与実態調査や地方公務員給与実態調査によると、公務員の平均年収は600~700万円でした。
年度によって平均年収のばらつきはありますが、だいたいは600~700万円の間を推移しています。
日本人全体の平均年収が400万円を推移していることを考えると、公務員はやはり高い年収をもらっていると言えるでしょう。
また何かニュースになるくらいの不祥事を起こさなければ、急なリストラがないので、給料が安定しているとも言えます。
安定かつ高めの収入であるため、公務員を目指す人は多いですし、結婚相手としてもかなりの人気です。
公務員は職種によって年収が変わる
ただ一言で公務員といっても、公務員にも様々な種類があります。
高い収入をもらっているであろう国会議員も公務員ですし、公務員とはいっても年収が低めの職業があるのも事実です。
そこで今回は公務員の中でも特に人気や知名度のある市役所員や消防士、自衛隊、警察官の年収について少し詳しくまとめてみました。
市役所の年収について
市役所職員は公務員のなかでも一般行政職と呼ばれる部類にあたります。
市役所は事務作業ばかりで楽な仕事で安定した給料をもらえていると考える人もいるのではないでしょうか?
一般行政職の地方公務員全体で平均年収を調査してみると、年度によって違いがあるものの、600~650万円でした。
公務員全体でみると600~700万円ですので、若干低い数字ではあるものの、低いことはありません。
体を酷使しなくてよいですし、民間企業と違ってしっかり休みもとれますので、家族の時間も取りやすいなど年収の他にもメリットがあるくらいです。
ただ市役所員などの一般行政職は、そこで働く自治体に給料をもらいますので、自治体に経済力がないと給料は低い傾向にあります。
東京や神奈川であれば年収700万円を超えることもありますが、村や町の役場だと平均年収が400万円を下回ることもありますので、全体の平均が600~650万円といっても、働く場所次第と言えるでしょう。
消防士の年収について
消防士の平均年収は公務員全体の平均年収と同じくらいで600~700万円です。
消防士は命を助ける仕事でもありますので、少し高めに設定されています。
一般行政職の市役所員と一緒で、自治体によって給与が大きく変わる部分があるものの、緊急出動などで不規則な勤務で働いていることが、少し高めに年収をもらっている理由と言えるでしょう。
消防士のように勤務体系が不規則な公務員は、公務員の中でも少し高めに設定されています。
また消防士は昇任試験があるため、努力次第では周りより高い年収をもらうことが可能です。
消防士の年収については別の記事でも詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
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自衛隊の年収について
自衛隊の平均年収は、防衛省によると300~770万円でした。
振り幅が広いのは年代別で年収が公開されているからです。
20代前半 | 約300万円 |
20代後半 | 約400万円 |
30代前半 | 約440万円 |
30代後半 | 約500万円 |
40代前半 | 約570万円 |
40代後半 | 約620万円 |
50代以降 | 約770万円 |
ゆくゆくは公務員全体の平均年収よりも高い770万円を記録しており、周りの公務員よりも高い給料をもらっています。
というのも自衛隊はあまり人数が集まりにくいことから、国も高めに給料を設定しなおしてから、平均年収が高くなりました。
自衛隊は入隊したら基地内で生活しながら厳しい訓練があることから人が集まりにくいのです。
ただ最初の厳しい訓練を受けて、体力を使う業務をしていくものの、年齢を重ねたらデスクワークが増えてきます。
後々はかなり高い年収をもらえると考えると、公務員の中でもかなり待遇が良いと言えるでしょう。
自衛隊の年収については別の記事でも詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
警察官の年収について
警察官の平均年収は500~850万円です。
警察官も消防士や自衛隊と一緒で階級がありますので、平均年収にはばらつきがあります。
ただ警察官は高卒でも大卒でも給料があまり変わらない、つまり学歴に関係なく、どれだけ昇進するかで年収が変わります。
高卒でも大卒でも昇進しなければ、年収は頭打ちになりますし、高卒の警察官が大卒の警察官に年収で勝っていることも珍しくありません。
昇進意欲のある警察官であれば、他の公務員よりもかなり高い年収をもらえると言えます。
警察官の年収については別の記事でも詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
公務員の職種別年収ランキング
公務員には様々な職種がありますので、給料だけで見ると、かなり高い公務員とかなり低い公務員がいます。
そこで今回は公務員の中でも特に高い年収をもらえる職種を第3位までまとめてみました。
まず第1位は内閣総理大臣です。
5,000万円を超える年収をもらっています。やはり国のトップはもらえる年収の額が段違いです。
日本に1人しかいないうえに、国のトップですので、これだけ高い年収であることもうなずけます。
第2位は最高裁判所の最高裁長官です。
内閣総理大臣と同じくらい5,000万円近い年収をもらっています。内閣総理大臣と同じで日本に一人しかいないですし、内閣総理大臣と同程度の権力を持っているので、同じくらいの年収なのも納得です。
第3位は衆・参議院の議長です。
5,000万円を超えることはないものの、4,000万円以上は安定してもらっています。
内閣総理大臣と最高裁長官、議員の議長は日本国憲法で三権の長に設定されているだけあって、公務員の中でも年収はトップクラスです。
また国務大臣や国会議員はもちろん、都道府県知事なども年収1,000万円を超えますので、職種によりますが末端の公務員は年収600万円をもらえないと思っても良いかもしれません。
公務員の平均年収は600~700万円ですが、公務員のトップ層が1,000万円超えの年収なので、少しばかり平均を引き上げていると言えます。
現に公務員の中でも現業職と呼ばれる、作業員として働いている公務員は年収が低いことが多いです。
例えばごみ収集作業員であれば、年収300~500万円ぐらいですし、給食を作る給食調理員であれば400~600万円くらいしかもらえません。
低いとは言えませんが、他の公務員と比べると少なめの年収です。
年齢を重ねると年収が比例して上がる棒級制
公務員は職種によって年収が変わりますが、年齢によっても大きく変わります。
というのも公務員は年功序列制とも言える給料の仕組みになっており、年齢を重ねればほぼ確実に年収が上がっていく仕組みです。
それぞれの職種によって棒給表が定められており、昇進しなくても、勤務し続ければ年収が上がるので安心感はあります。
民間企業だと、上司の機嫌次第で年収が上下することもありますので、安定して給料が上がり続ける公務員はかなり人気です。
勤続年数が長くなればなるほど、号棒が増えていき、昇進すると給が上がります。
【参考画像】
号棒には上限がありますので、何十年も同じ階級(級)のままだと、年収が頭打ちになるものの、長い間昇給し続けて、よっぽどのことがない限りは減ることがありません。
公務員の結婚年齢について
日本人全体での結婚平均年齢は29~30歳ですが、公務員は平均よりも早いうちに結婚するケースが多いです。
やはり公務員は女性から結婚相手として人気があるため、婚活すれば割と早めに結婚相手が見つかります。
また公務員は安定した給料があるため、将来のプランを設計しやすく、結婚を考える余裕のある人が多いです。
大手結婚相談所が独自に調べたアンケートでも、公務員は4人中3人に結婚願望があるという結果が出ていました。
不安定な民間企業に勤めていると、お金に関する不安を持っている人も多く、結婚どころじゃないと考える人が公務員に比べると多いです。
そういう傾向もあることから、公務員は20代のうちに結婚する人が多く、30代以上でも積極的に婚活している公務員が多いと言えるでしょう。
公務員と結婚したい方はこちら
公務員と結婚したいのであれば、20代の内から出会いを探した方が良いと言えるでしょう。
生活が安定して結婚を考える20代が多いので、結婚を真剣に考える人が多いです。
ただ周りで出会いを見つけられなかった30代以上の公務員もたくさんおり、他の民間企業の30代よりも結婚願望が強い傾向にあるので、30代以上の方でも公務員と結婚するなら婚活の場へ足を運んだ方が良いでしょう。
婚活パーティーや結婚相談所など、様々な方法で公務員との出会いを探せますが、一番のおすすめはマッチングアプリです。
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